中国人たちの生活習慣を変えてしまった恐るべしLuckin Coffee

 こんばんは、UTです。本日は、中国で急成長中のLuckin Coffeeについてです。

 

 2018年1月に一号店をオープンしてから爆発的に店舗数を増やし、2019年末には4,507店舗にも達しました。これはなんと、スターバックスの中国国内店舗数を上回る数です。2019年5月にはNASDAQに上場を果たしています。

 

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2019年5月17日、NASDAQ上場。(公式HPより)

 

 私は当時北京にいましたが、2019年の初旬頃から、会社近くで中国人スタッフとお昼ご飯を食べた帰りに、Luckin Coffeeへ寄ってから会社へ戻ることがいつの間にか毎日の習慣となっていました。割引クーポンも豊富で、大体他のカフェの半分くらいの値段で購入できてしまうのです。

 

 安くて美味しい可愛いパッケージのコーヒーを、お洒落な店舗まで買いに行って会社へ持ち帰るというこの一連の体験が、いつの間にか中国人たちの日常の中へと入り込んで行きました。専用アプリで事前注文し、飲み物完成までの時間(大体5分以内)もアプリ上に表示されるので、時間が読めずに昼休み終了時間までに戻れないといったこともありません。

 

 なおほとんどの店舗には席がなく(あっても僅か)、飲み物を受け取れる受付とコーヒーマシンなどが設置されている小さなキッチンスペースがあるのみです。スタバのようなある種の空間を提供するスタイルでもないですし、単に安いコーヒーを提供するだけのカフェでもありません。

 

 まさに、コーヒーを通じた新しい体験を提供していると言えるのです。

 

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Luckin Coffeeの多くの店舗は、飲み物を受け取れる受付と小さなキッチンスペースのみ。(写真はWe ChatのLuckin Coffee公式アカウントページより)

  なおLuckin Coffeeは2020年1月8日に無人リテール戦略を発表しています。この直後、株価は12%を超える大幅高となっています。

 

「Lucking Coffee(ラッキンコーヒー)」が無人リテール戦略を発表!株価は好感し上場来高値を更新! | GloTech Trends

 

 なお2020年3月9日現在、ピークと比べると株価は落ち着いていますが、将来大化けする可能性が高い株であると思っています。(素人ですので、あくまで個人の主観です。)他にも様々な情報がネット上に転がってますので、良かったら調べてみてください。